要点
| 選び方の基準 | ブランド名ではなく入力方法。リアルタイムかファイル読み込みか |
|---|---|
| 録音済みファイルがある | ファイル変換型。ブラウザで完結し、インストール不要 |
| 会話中に字幕が必要 | リアルタイム型。ファイルの一括変換とは別機能 |
| iPhoneだけで済ませたい | ボイスメモ・メモの標準機能。対応機種の条件あり |
| 外部送信を避けたい | ブラウザ内で処理する方式。端末性能に依存 |
| 当サービスの無料枠 | 1日3件、1件あたり冒頭5分、50MBまで |
音声を文字に変換するアプリには4種類あり、何が違いますか?
検索結果に並ぶアプリが比べにくいのは、同じ一覧に役割の違う製品が混ざっているためです。「リアルタイム対応」と「ファイル読み込み対応」は別の条件で、片方しかできない製品も珍しくありません。まず4種類のどれが必要かを決めると、候補は一気に絞れます。
| 種類 | 何を文字にするか | 向いている場面 | 苦手なこと |
|---|---|---|---|
| リアルタイム型 | いま聞こえている声 | 対面の会話、講義の補助、アクセシビリティ | 長い録音ファイルの読み込みと編集 |
| レコーダー型 | アプリ内で録った音 | 取材、自分用の音声メモ | 他アプリで録ったファイルの取り込み |
| ファイル変換型 | 保存済みのMP3・M4A・WAVなど | 会議録音、インタビュー、動画、ボイスメモ | 会話中のライブ字幕 |
| 会議自動化型 | Web会議そのもの | 議事録の共有、権限管理、社内検索 | 個人が1本の音声を変換するだけの用途 |
主要なサービスを入力方法で並べると?
総合順位ではなく、役割で並べた表です。数値は各社の公式ページで2026年9月10日に確認できたものだけを記載し、確認できなかった項目は空欄ではなく「公式で確認」と書いています。条件は変わるため、契約前に各社の公式情報で再確認してください。
| サービス | 種類 | 主な入力 | 無料の範囲 | 確認できた仕様 |
|---|---|---|---|---|
| TranscribeThis | ファイル変換 | 音声・動画ファイル、URL | 1日3件、1件あたり冒頭5分、50MBまで | 話者ラベルとフル書き出しは有料。翻訳と要約は1日3件まで |
| TranscribeNext | 会議自動化・ファイル変換 | Web会議、録音、音声・動画ファイル | 無料プランは1日3件、1件あたり冒頭5分、50MBまで | Zoom・Teams・カレンダー連携。Plusは月3,480円、Premiumは月5,280円。日本語サイトと円建て価格あり |
| Notta | 録音・ファイル・会議 | リアルタイム、ファイル、Web会議 | 録音1回・Web会議1回・取り込みファイルそれぞれ冒頭3分 | 文字起こし58言語、翻訳42言語、txt・docx・excel・pdf・srt出力 |
| 文字起こしさん | ファイル変換 | 音声、動画、画像、PDF | 登録不要で冒頭3分、無料登録で毎日10分 | 有料は1ファイル最大5時間・1GB |
| FreeTool | ブラウザ内処理 | 音声ファイル | 登録不要、回数制限なし | 処理はブラウザ内で完結。長い音声は30秒ごとに分割 |
| LINE WORKS AiNote | 会議自動化 | 録音、ファイル、Web会議 | 無償トライアルあり | Teamは年額契約で月19,800円。環境単位の課金で利用人数は無制限。有料は学習利用なし、保管5年 |
| Google 音声文字変換 | リアルタイム | マイク | 無料 | Androidのアクセシビリティ用途。仕様はGoogle Playで確認 |
| Appleの標準機能 | OS標準 | ボイスメモ・メモの録音 | 対応端末なら追加費用なし | 対応機種・言語・地域はAppleの案内で確認 |
| AutoMemo | レコーダー・ファイル | 専用機器、アプリ録音、ファイル | 公式で確認 | 無料枠の時間と閲覧期間は公式で確認 |
TranscribeThisはどの種類で、無料ではどこまで使えますか?
TranscribeThisはファイル変換型のWebアプリです。iPhoneやAndroidのネイティブアプリではなく、ブラウザから録音済みファイルを選ぶ方式で、インストールは不要です。ボイスメモ、ICレコーダー、会議の録画など、すでに手元にあるファイルを扱うことに向いています。逆に、話している最中に字幕を出すライブ専用アプリではありません。
| 項目 | 無料プラン | 有料プラン |
|---|---|---|
| 1日の件数 | 3件 | 20件以上 |
| 文字起こしされる長さ | 冒頭5分のみ | 全文 |
| ファイル容量 | 50MBまで | 2GB以上 |
| 話者ラベル | なし | あり |
| 書き出し | プレビュー範囲のみ | DOCX・PDF・SRT・VTTなど |
| 翻訳・要約 | 1日3件まで | 1日20件以上 |
無料で使える範囲を各サービスと並べて比べたい場合は、録音済みファイルを無料で文字起こしする方法にまとめています。日本語の認識精度を200クリップで実測した結果も同じページにあります。
Web会議を自動で記録したい場合は?
手元のファイルを変換するのではなく、Web会議そのものを記録して議事録として残したい場合は、同じ運営のTranscribeNextが用途に合います。日本語サイトと円建て価格があり、Zoom・Microsoft Teams・カレンダーとの連携、話者ラベル付きの文字起こしの検索・編集・共有を中心に据えたサービスです。
| 項目 | 無料プラン | Plus | Premium |
|---|---|---|---|
| 月額(円建て) | 0円 | 3,480円 | 5,280円 |
| 年額(円建て) | 0円 | 17,800円 | 26,800円 |
| 1日の件数 | 3件 | 20件 | 20件以上 |
| 1ファイルの上限 | 冒頭5分のみ文字起こし | 最大5時間 | 最大5時間以上 |
| 話者ラベル | なし | あり | あり |
| Web会議の記録 | なし | あり | あり |
無料プランの条件はTranscribeThisと同じで、1日3件・1件あたり冒頭5分・50MBまでです。違いは無料枠ではなく、有料になったあとの用途です。会議の自動記録・チームでの共有・カレンダー連携が必要ならTranscribeNext、手元の音声や動画ファイルをブラウザで変換したいだけならこのページのTranscribeThisで足ります。詳細と最新の価格はTranscribeNextの日本語サイトで確認してください。
iPhoneの標準機能だけで音声を文字にできますか?
新しく録音するなら、対応するiPhoneではボイスメモやメモの標準機能で文字起こしができます。追加アプリを入れる必要がなく、普段からボイスメモで録っている人には最短です。対応機種・対応言語・対応地域には条件があるため、文字起こしのボタンが出ない場合はAppleの案内で自分の端末が対象か確認してください。
ボイスメモで録った音声を文字にする手順
- ボイスメモで対象の録音を開きます。
- 文字起こしの表示を開き、テキストを確認します。
- 必要な範囲を選択してコピーします。
- 話者ごとの整理や字幕形式での書き出しが必要な場合は、共有メニューから「ファイル」へ保存し、ファイル変換型のサービスへアップロードします。
Androidで目の前の会話をリアルタイムに文字にする方法は?
Androidで対面の会話を画面に出したい場合は、Googleのアクセシビリティ向けアプリ「音声文字変換(音検知通知)」が候補になります。スマートフォンのマイクで周囲の会話を認識し、その場で表示する用途に特化した機能です。
- Google Playまたは端末のアクセシビリティ設定から機能を開きます。
- マイクの権限を許可します。
- 使用言語を選び、スマートフォンを話者に近づけます。
- 必要なら文字サイズやカスタム単語を設定します。
- 後で使う場合は、文字起こしの保存設定を事前に確認します。
これはリアルタイム表示のための機能で、保存済みの音声を一括で文字にする機能とは別です。Androidのレコーダーアプリに録音が残っているなら、ファイルを直接選べる音声ファイルの文字起こしを使ってください。
録音済みファイルをブラウザで文字にする手順は?
iPhoneの場合
- ボイスメモで対象の録音を開き、共有メニューから「ファイル」へ保存します。
- SafariでTranscribeThisの日本語アップロード画面を開きます。
- ファイル選択から、保存したM4Aを選びます。
- 処理後、人名・数字・話者ラベルを元音声と照合します。
- 必要な形式でコピーまたは書き出します。
Androidの場合
- レコーダーアプリで対象音声の保存先を確認します。
- 共有またはダウンロードを使い、端末から選べる状態にします。
- Chromeなどのブラウザでアップロード画面を開きます。
- 音声ファイルを選び、変換を開始します。
- タイムスタンプを使いながら誤認識を修正します。
アプリを選ぶときに確認すべきことは?
- 入力方法:いまの会話か、保存済みファイルか。最初に決める項目で、ここを外すと他の比較が無意味になります。
- 長さと容量:「1時間まで」と「1GBまで」は別の制限です。WAVは同じ長さでも容量が大きくなり、時間内でも容量制限にかかることがあります。
- 話者ラベルとタイムスタンプ:インタビューや会議では確認速度が変わります。ただし声が似ている人、短い相づち、同時発話ではラベルが入れ替わることがあります。
- 書き出し形式:読むだけならコピーやTXTで足り、報告書ならDOCXやPDF、字幕ならSRTやVTTが必要です。「文字起こし無料」でも必要な出力だけ有料という構成があります。
- データの扱い:クラウド型なら暗号化・保存期間・削除方法・AI学習への利用を確認します。端末内処理なら外部送信は避けられますが、端末の紛失やバックアップは自分の管理になります。
- 無料期間の後:無料ダウンロード、無料枠、無料トライアルは意味が違います。自動更新の有無と解約後のデータ閲覧期間を確認してから、長い録音を預けてください。
無料アプリで失敗しがちな点は?
- 「無料」を全編無料と読んでしまう:冒頭数分だけ閲覧できる、月間合計が少ない、書き出しが有料、保存期間が短いなど、制限の場所はサービスごとに違います。入力・閲覧・編集・出力のどこまでが無料かを処理前に確認します。
- 長時間録音から始めてしまう:初めて使うサービスには、まず1〜3分の音声を入れて速度・認識・編集画面・書き出しを確認します。2時間の会議を先に通すと、必要な機能が有料だと分かった時点でやり直しになります。
- 原音を削除してしまう:文字起こしが完成しても、固有名詞や数値の確認には原音が必要です。アプリ内だけに録音を置かず、原本を別の場所へ保存します。
- 要約を全文の代わりにしてしまう:AI要約は把握には便利ですが、発言の条件・否定・例外・数値が落ちることがあります。重要な意思決定では、要約ではなく文字起こしと原音声から確認します。
- 「高精度」の表示だけで選んでしまう:精度の計算方法・音源・言語・句読点の扱いが違えば、数字は直接比較できません。自分の録音に近い短いサンプルで、修正にかかる時間を比べるほうが実用的です。
クラウド型と端末内処理では、データの扱いがどう違いますか?
クラウド型は端末性能に左右されにくく、話者ラベルや要約などを使いやすい一方、音声をサーバーへ送ります。利用前に、通信時の暗号化、保存期間、削除方法、AI学習への利用、第三者処理を確認してください。端末内処理は外部送信を避けられますが、AIモデルのダウンロード、処理時間、メモリ不足、端末上のファイル管理が課題になります。機密性が高いほど自動的に端末内が正解、というわけではありません。
TranscribeThisはクラウドで処理します。セキュリティとデータの扱い(英語)では、通信時のTLS、利用者による保持期間の管理と削除、コンテンツをAIモデルの学習に使わない方針を説明しています。一方で、SOC 2レポートやHIPAA BAAは提供していません。法務・医療・高度な機密情報では、組織の要件を満たすか確認してから利用してください。
よくある質問
無料の音声文字変換アプリはどれがよいですか?
目的で変わります。Androidで対面の会話を表示するならGoogleのアクセシビリティ向けアプリ、対応iPhoneで新しく録音するならボイスメモやメモの標準機能、音声を端末内で処理したいならブラウザ内処理のツールが候補です。録音済みファイルをアップロードするサービスにも無料枠がありますが、時間・容量・閲覧・書き出しのどこが無料かはサービスごとに違います。
iPhoneだけで録音を文字にできますか?
対応するiPhoneでは、ボイスメモやメモの標準機能で録音と文字起こしができます。対応機種・対応言語・対応地域の条件があるため、ボタンが表示されない場合はAppleの案内で確認してください。外部から受け取ったファイル、話者ごとの整理、字幕形式の書き出しが必要な場合は、ファイル変換型のWebサービスを使います。
Androidでリアルタイムに文字起こしできますか?
できます。Googleのアクセシビリティ向けアプリ「音声文字変換(音検知通知)」は、スマートフォンのマイクで周囲の会話を認識し、その場で画面に表示します。ただしこれは保存済みファイルの一括変換とは別機能です。レコーダーアプリに残った録音を文字にする場合は、ファイルを直接選べるサービスを使ってください。
録音済みのMP3を読み込めるアプリはありますか?
あります。TranscribeThis、Notta、文字起こしさん、FreeToolなどが録音済みファイルを読み込む方法を提供しています。対応形式、1件の長さ、容量、無料で取得できる範囲は処理前に確認してください。Nottaは取り込んだファイルについて冒頭3分の結果を無料で閲覧できると案内しており、文字起こしさんは登録なしで冒頭3分、無料登録で毎日10分と案内しています。
TranscribeThisはアプリのインストールが必要ですか?
不要です。ブラウザから使うWebアプリで、iPhone・Android・パソコンのいずれでもインストールせずに録音済みファイルを選べます。ネイティブアプリではないため、話している最中に字幕を出すライブ用途には向きません。すでに手元にある音声・動画ファイルを文字にして、編集・検索・書き出しまで行う用途に向いています。
無料プランでも翻訳や要約は使えますか?
使えます。TranscribeThisでは翻訳と要約が無料プランでも利用でき、1日あたりの上限は文字起こしと同じ3件です。有料プランでは1日20件以上に増えます。ただし要約は把握のための道具で、発言の条件や否定、数値が落ちることがあります。重要な判断では要約ではなく文字起こしと原音声を確認してください。
オフラインで使える音声文字変換アプリはありますか?
端末内でAIモデルを動かすツールは、初回のモデル取得後にオフラインで処理できる場合があります。FreeToolは処理がすべてブラウザ内で完結すると案内しています。ただしブラウザ、モデルのキャッシュ、端末性能によって動作が変わるため、接続を切る前に短い音声で試してください。
TranscribeThisとTranscribeNextは何が違いますか?
同じ運営による2つのサービスで、無料プランの条件は同じです。1日3件、1件あたり冒頭5分、50MBまでです。違うのは有料になったあとの用途で、TranscribeThisは手元の音声・動画ファイルをブラウザで変換することに寄せており、TranscribeNextはWeb会議の自動記録、Zoom・Teams・カレンダー連携、話者ラベル付き文字起こしの検索と共有に寄せています。TranscribeNextには日本語サイトと円建て価格があり、Plusが月3,480円、Premiumが月5,280円です。
長時間の会議にはどれが向きますか?
1本の録音を後から処理するなら、1件あたりの上限が足りるファイル変換型が向きます。会議を自動記録して共同編集や検索まで行うなら、会議自動化型が候補です。LINE WORKS AiNoteはTeamプランを年額契約で月19,800円と案内しており、環境単位の課金で利用人数は無制限です。個人が1本の音声を変換するだけなら機能過多になりやすい点に注意してください。
文字起こしデータはAI学習に使われますか?
サービスとプランによって異なります。公式のセキュリティ、プライバシー、料金ページで、音声・文字起こし・要約がモデル学習や品質改善に使われるか確認してください。TranscribeThisはコンテンツをAIモデルの学習に使わない方針を説明しています。LINE WORKS AiNoteは有料プランについて学習利用なしと明記し、データ保管期間を5年間と案内しています。
複数人の声を自動で分けられますか?
話者分離に対応したサービスでは、話者1・話者2のようなラベルが自動で付きます。ただし声が似ている人、短い相づち、同時発話、雑音がある場面では誤ることがあります。TranscribeThisでは話者ラベルは有料プランの機能です。公開用や正式記録では、誰の発言かを必ず元音声で確認してください。
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